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埼玉県の設計事務所 アーキクラフトのブログです。 自然素材による家づくりを一生懸命行っています。

 

窓の散歩道

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素材の記事一覧
Posted on 19:01:26 «Edit»
2011
09/06
Tue

Category:素材

呼吸する断熱材 


P1241103_20110906184724.jpg
去年から採用している植物性断熱材「ウッドファイバー

事務所でメーカー打ち合わせ
テーマは長い間に自重で下がってくる可能性があるか?
GWなどに比べ比重も重く、防音性能も期待できるが、自重があるので少し心配である。
GWなどは自立できないので、最初からビニールに入り、留めつけるようになっている。

メーカーでも耐久性(下がるかなども含め)検証しているが20年後30年後の状態は、実績と言う面では無い。
まだ、3年目の商品である。
1.0cm程度大きめにカットしてテンションを利かせた状態で入れ込めば、落ちることは無いとのこと。
でも甘く入れると自重で下がる可能性がある。
壁の上で隙間が開くということである。
20年・30年後でも適切な施工で下がっていた場合は、メーカーとして保証しますとのこと、
まあその時保証と言われても困るけど
いずれにしろ適切な施工を工務店にはお願いするとともに、こちらがよく見るしかない。
どんな材料でも同じだけれど。

木材とも相性がよく、呼吸する断熱材としてこれからも使っていきたいので、癖をよく理解しておく必要もあるのです。

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Posted on 17:01:34 «Edit»
2011
08/17
Wed

Category:素材

生き節 死に節 と 商品価値 


20110814_163009.jpg
最近新しくした事務所の打ち合わせテーブル
古いテーブルの上に床であまった杉板を貼っただけですが
節が見えます。
節とは枝の痕跡です。
節があると一般的には商品価値が下がるので、枝打ちをしたりして育てます。
節があってもよければ、無いものより値段はリーズナブル
20110814_163023.jpg
これをよく見てくださいね。
節のようですが、違います。
節があったところを、杉の丸棒を突っ込んで綺麗に仕上げています。
違和感ありませんね。
下の写真はテーブルではなく違う場所ですが、節があります。
少し穴も開いています。
これを死に節といいます。立ち木のときに枯れた枝の痕跡です。
床に使うには靴下を引っ掛けたり、ゴミが入ったり、綺麗ではないので、さっきのような細工をします。
もちろん生き節という綺麗な節はそのままです。
下の写真の真ん中の丸いところは生節ですね。
自然のものを自然成りに使う方が簡単ですが、商品としてどうなのか、と言うことですね。
「節はあってもいいけど死節は困るよ」   byアーキクラフトの注文の仕方より。
20110814_163211.jpg

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Posted on 13:38:32 «Edit»
2010
07/12
Mon

Category:素材

豆砂利洗い出し。 


P1010011.jpg
豆砂利洗い出し。

じっと見ていると
日の当たるところへみんなが集まって来ているような錯覚を覚える。
特に茶色いやつは生きてるみたいだ。


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Posted on 18:47:15 «Edit»
2010
05/29
Sat

Category:素材

たまには新しい知識を仕入れなければ 


P1010221_20100529182721.jpg
P1010223_20100529182732.jpg
横浜で行われた自然素材系材料の展示説明会にNPOの中間といって来た。
収穫はあった。

http://safetymaterial.blog21.fc2.com/page-1.htmlここの調合済み漆喰はセルフビルドで施主にお勧めできる。
漆喰は調合が難しく、素人にはハードルの高い材料だったけれど、純粋に自然素材のみで調合した漆喰を出してくれた。
とはいっても左官屋さんのように綺麗にぬれるわけではないけれど、そこは素人なりに楽しんで塗れば良いと思う。

http://sizenkobo-fine.com/shohin/keisodo/mpp1.html
ここの珪藻土もいい。
珪藻土はブームみたいなところが有り、沢山のメーカーが乱立、正直胡散臭い珪藻土塗り壁材も沢山出ていてあまり積極的に使う気にならなかったけれど、ここはいいかも。
http://tatuoyamayama.blog86.fc2.com/blog-category-21.html
粉砕加工技術の改良により接着剤を使わない固化技術を開発したらしく、糊は施工性をよくするための自然糊(でんぷん系)しか入っていないようだ。
珪藻土の配合割合から成分まで全て公開していて安心感がある。
両方ともベンチャーのような小さな企業だけれどわれわれの仕事には小さな企業で十分だ。
知ってるつもりでいると置いて行かれちゃうからたまには勉強しないと。
と反省した土曜日でした。

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Posted on 17:06:36 «Edit»
2010
03/29
Mon

Category:素材

珪藻土は本当に安全な健康壁材料ですか? 


珪藻土は本当に安全な健康壁材料ですか?

単細胞の植物性プランクトン、珪藻の化石です。
珪藻土の特徴
1. 火に大変強い土です。
(家の耐火性には関係ありません)

2. 木炭の5千から6千倍の超多孔・超微細構造を持つ軽い土です。

3. 旺盛な吸・放湿性(呼吸性)を持ちます

4. 消臭・結露防止・マイナスイオン効果等も語られています。

5. 珪藻土それ自体では固まらない。

それ自体では固まらないため、壁塗り材として機能させるため必ず添加物が入っています。
固化材として消石灰やセメント、色付けは一部を除き自然の土が使われているようです。
施工性を向上させるための増粘剤や糊が入っています。

下地材への長期的な接着安定性のための樹脂も入っています。
他にすさ、つのまた、メーカーによっては細骨材なども入っています。

樹脂が一切入っていない商品もあるようです。

成分表を公表しているのは調べた限りここだけのようです。
サメジマ
今後他社には成分表をお願いしてみようと思っています。

成分は主材に珪藻土、色付けに火山灰、色土、顔料、粘土
作業性向上に、軽量骨材、セルロースファイバー、メチルセルロース、糊などです。
このメーカーでは珪藻土の配合量も公表しており、珪藻土の配合割合と吸放湿性能が比例関係にあるのがよくわかる。

おそらく配合割合によってテクスチャーが変わり、施工性も変わると思われる。
ホームセンターなどで(誰でも手軽の塗れる)などの商品ではかなり施工性向上のための添加剤が加えられていると思われる。

この業界では糊の中身は多種多様であり、漢字ほど簡単なものではないのが常識。

また、旺盛な吸・放湿性(呼吸性)が健康壁材と言われる所以ではあるが、珪藻土の配合割合が公表されていない現状では実際どのくらいの性能があるのかユーザーにわからない。
わからないままに珪藻土の壁はいいですよ。
などと軽々しくは言えないのだ。

何故各メーカは長所のアピールだけでなく積極的にHP等で成分、組成を公表しないのだろうか。
しにくい事情でもあるのか疑ってしまう。

また、ほぼ全てのメーカーはF☆☆☆☆を取得しているようであるがゼロではないことに注意しなければならない。

いい素材なのだから納得して使いたいし、成分は知らなくてはならないのだ。

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