埼玉県の設計事務所 アーキクラフトのブログです。 自然素材による家づくりを一生懸命行っています。

 

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Posted on 19:48:45 «Edit»
2011
02/19
Sat

Category:コラム

木造住宅はエコですか? 


花粉3
花粉便りの続きが届いています。

まじめコラムのつづきです。
設計事務所らしくなってきた?
そのうちにHPに整理してUPしようと思ってそのままPCの隅で眠っているコラムがいくつかあるんです。
掘り起こしています。

木造住宅はエコですか?
(CO2から木造住宅を考えてみる。)

木造住宅はエコですか?
建物の構造躯体(主構造部)が木であるか、鉄であるか、コンクリートであるかでW造、S造、RC造と区別されますが、住宅の場合躯体以外の材料は殆ど同じです。

日本建築学会のデータによると一軒の住宅を造り出すのに排出するCO2は。
W造:≒480kgco2/㎡
S造:≒720 kgco2/㎡
RC造:≒700 kgco2/㎡

家を造るときに出すCO2(イニシャル)と生活で排出されるCO2(ランニング)を比較すると、平均住宅寿命30年としての概算でが、家を造る時のCO2は生活家庭の排出CO2の10%程だそうです。

当然永く使えば使うほど製造時のCO2の影は薄くなっていきます。
永く使えば建物構造を何にしようがCO2の排出と言う意味では大差ないといえます。
どんな工法でもその後の生活の仕方に掛かっているということです。

木材は成長過程でCo2を吸収し、内部に固定化しています。
CO2の固定化は主に若木の成長過程で行なわれ、樹齢とともにその能力は衰えていきます。
適度な成長段階で伐採し、若木を植林し循環していくのがCO2固定化には有効です。
CO2の内部固定化を勘案すると、W造のイニシャルは上記の数字よりもかなり落ちていきますね。
環境的住宅素材としては優等生です。

もっとも、W造だからといって輸入してきたのでは本末転倒。
大雑把な話になりますが、住宅一棟の木材輸送CO2は輸入にたよると≒3.0トンのCO2で、国産地場材の場合は≒0.2~0.5トンとのことです。
少なく見積もっても約6倍のCO2を排出します。
これは木材の値段よりも輸送にかかるコストのほうが大きいくらいなのです。
また、標準的家庭の一年間のCO2排出量は5.0~8.0t言われています。木材の輸送CO2だけで輸入の場合は標準的家庭の一年間のCO2排出量の約半分にもなってしまいます。
これは製造時の排出CO2にプラスされる数字です。
このことから言えるのは、CO2排出量をエコの基準とするのであれば、国産地場材が圧倒的に有利と言えます。
エコの観点は色々ですが、輸入材をメインに使っていながらエコ住宅を謳うのは、ちょっと違うのではと思います。

パワービルダーや大量生産が前提のハウスメーカーにとってはまだまだ国産材は使いにくいようです。もっともいち早く国産材メインにシフトしているメーカーもあります。

近場の材料が調達しやすくなり金額も安くなってくれば、誰も外国から持ってこようとは思わないんだろうけど、それが出来ないから輸入する、建て主にCO2のために過度なイニシャルを負担させられない。と言う考えも有るとは思うけれど、日本の山のため、環境のため、ひいては子供たちに残す環境のために少し余計にお金を出すのは生きたお金の使い道ではないかと思います。

では、地域の木を使うと、どんなメリットがあるかというと。
まず、地域の山に仕事が生まれます。伐採作業や林道整備などです。
山が整備されると、地域が活性化されます。皆が元気になると里山文化が継承されます。
そして伐採した後には新しい苗木が植えられます。若い苗木は沢山のCO2を吸収します。人の手が入り間伐ができると樹木が元気になり、しっかり根を張ると土砂崩れも減り、野生動物との棲み分けができるようになります。
また、輸送にかかる石油の無駄使いが減ると子供たちに地球資源が残せて、いいことずくめではないでしょうか。
これは子供たちに残せる現役世代の投資ではないでしょうか。
近くの木をできるだけ使いましょう。

結論:CO2(イニシャル)で考えたときには製造時木造はRCの480/700≒70%の排出量ですみ、多少エコといえるが、永いランニングを考えると断熱性能及び住み方で相殺されてしまう。
しかし、木材の成長過程でCo2を吸収し内部に固定化する量を考えなければいけない。

次回は木造の家一軒でどれほどのCO2が固定化されているのか検討してみようと思います。
注:(いつになるかわからないけど)


参考:ウッドマイルズ研究会
   http://www.nihon-kinoie.jp/
   「日本の木の家情報ナビ」

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