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Posted on 15:02:34 «Edit»
2011
05/10
Tue
05/10
Tue
Category:設計仕事
リフォームしたばかり、残念なことです。
写真と評価は関係ありません。耐震診断の依頼を受けました。
築30年
今回の地震で内部の壁がはがれるなど被害があり、調査を行うことになりました。
精密診断ではありません。
評価に当たってはあいまいにしても意味が無いので事実を客観的に表現しています。
総合評価
本診断は人命保護に重点を置き、「大地震時に倒壊しない」耐震性確保を目的としています。
ここで言う大地震とは極めてまれに起こる震度6クラス強の地震を想定しています。
診断結果:震度6クラス強の地震において倒壊する可能性があります。
総評
今回評価を行った建物は、1981年築と図面から推定されます。
建築基準法では1978年に起こった宮城県沖地震(M7.4)の建物被害を元に1981年に大幅な耐震基準の改正がなされています。
本建物の建築時期はその過渡期にあたります。
その影響かどうかは判断できませんが、1981年当時の最低基準を定めた建築基準法の耐震性耐風性能を満たしておりません。
特に東西方向の横揺れに対して1階和室部分において極端な耐力不足が認められ、和室部分からの倒壊予測が立ちます。
2階においても東西方向に耐力不足が認められますが、建物全体を支えるという意味において重要補強箇所は1階の和室周りとなります。
2000年以降に導入された壁の偏芯率の規定においても南の筋交いが少なく、北が多くなっており不安定な建物となっています。
また、2階東の洋室を支えている100パイの鉄柱にいたっては垂直加重を受ける能力しかなく、地震力、風力、に対しては無力であり危険な状態といえます。
本建物は建築後約30年経過しているため、基礎部分や土台部分において相応の劣化も予想され、新設構造部材の耐力が十分に発揮される前に、既存部分の崩壊の可能性もあります。
特にコンクリート基礎において、目視のみでは内部構造まで判定できず、不安が残るところですので和室部分においては基礎補強も必要に応じ行うべきと判断します。
構造金物等においても最低限新設部分においては現在の基準にて取り付けることをお勧めいたします。
という内容で計算書と改修提案を添付させていただきました。
実はこのお宅はリフォームしたばかり、残念なことです。
一寸したアドバイスがリフォーム業者に出来れば2度手間にならないのに。
耐震改修は安全にお金をかけることなので、目に見えてきれいになったり、使いやすくなったりするものではないのでそれだけでは楽しみが無いのです。
リフォームついでに耐震も補強しましょう。というパターンがいいのですが・・・
リフォーム会社や工務店においてすら耐震についてちゃんとアドバイスできるところは少ない。

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