埼玉県の設計事務所 アーキクラフトのブログです。 自然素材による家づくりを一生懸命行っています。

 

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Posted on 19:13:16 «Edit»
2012
12/20
Thu

Category:設計仕事

断熱と遮熱は何が違う? 


PA035609PA035609.jpg

断熱と遮熱は何が違う?
暖まった室内温度は室内の熱源を消した時、外気温と平衡になろうとします。
断熱は室内から外部への熱の移動またはその逆を遅らせるために行います。
熱の伝わり方には3種類あります。

1:対流
対流は媒体(空気や水)を通して伝わります。
2:伝導
伝道は物質(鉄や木材)を通して伝わります。
3:輻射
輻射は赤外線です。太陽の光や太陽に暖められた壁や屋根からも発せられます。

家が温められる流れを整理してみると
太陽からの赤外線が屋根・外壁を温めます。
暖められた屋根や外壁は熱源となり、輻射熱を発するとともに、直接触れている部分に熱を伝導します。
また、熱源に触れた室内側空気は、輻射、伝導により暖められ対流を起こし熱を伝えます。

断熱材に期待される役目はこの一連の流れをできるだけ遅らせることです。断熱材も空気中にある物質である限り時間がかかるにしろ、対流、伝導、輻射の熱から逃げることはできません。
断熱材の性能とは伝わる時間をどれだけ遅らせることができるか、これにかかっています。
暖められる流れの始まりの部分、輻射を遮れば室内はもっと快適になるはずです。
輻射を一番遮るのは金属です。
中でもアルミの遮熱性(熱反射率)は高く、99%と言われています。
宇宙技術開発と共にアルミ遮熱は開発されてきた経緯があります。あの「はやぶさ」の外皮はアルミ箔で遮熱されています。
その技術は民生用となり、アルミ遮熱シートとして住宅の分野にも参入しています。
スチロール系の断熱材にアルミ箔を接着した製品や、ポリエチレンフィルムにアルミ箔を貼った薄いシート状のもの,透湿防水シートにアルミ箔ではなく、アルミの紛体を蒸着させたもの(反射率が落ちる)などがあります。

アルミ箔の断熱性を発揮させるためには建築の部位とできるだけ接触させないことが重要です。
遮熱には優れていても伝導においては簡単に熱を伝えてしまいます。
使い方としては屋根の場合は、屋根材と屋根下地でしっかりと防水をし、その下にできるだけ大きな空気層を取り、アルミ箔を敷き込みます。さらにその下に断熱材を敷き込みます。

仕事柄新商品の案内などがしょっちゅう届きます。
当然有利な点を強調していることは理解しています。
99%遮熱しますとのアピールも間違いではないでしょうが、そんなに優れた商品であればだれもが飛びつくはずです。

プラスがあればマイナスの欠点もあるのが常識で、アルミ箔には透湿性がありません。
これは使うに当たって壁体内結露を起こさないためにかなりきっちりした施工が要求されます。
壁内に侵入した水蒸気は逃げ場を失い、壁内部で結露します。
結露は冬だけでなく、夏にも起こります。
PA035588PA035588.jpg

また、コスト的にもアルミ箔断熱を使うのであれば、普通の断熱材の厚さが増やせます。どちらが断熱に対してコストが掛かるかですね。
アーキクラフトでは金属屋根の時に屋根面だけに、ヂュポンのタイベックシルバーを使っています。
これは透湿防水シートにアルミを蒸着させたもので、遮熱性能は落ちますが、透湿してくれるのがありがたい商品です。

断熱性能は、対流・伝導・輻射をできるだけ遅らせることが重要ですが、躯体に相応しい方法を採用しなければなりません。
たくさんたくさん新しい商品が開発されては消えていきます。
高度成長期以前から使われて今も残っている素材には意外にいいものがあります。それらいいものと新しいものを少しずつ組み合わせて家を考えます。
あまり冒険しない家づくりのアーキクラフトです。
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