埼玉県の設計事務所 アーキクラフトのブログです。 自然素材による家づくりを一生懸命行っています。

 

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Posted on 20:11:09 «Edit»
2013
02/01
Fri

Category:設計仕事

担当設計の方はケミカルは不可 


昔から付き合いのある基礎業者さんから相談されました。

ある現場でホールダウン金物を30cm間違えて基礎に入れてしまい。
どうしたものかと相談を受けました。

基礎と土台を固定するのはアンカーボルトで12mmを一般的には使い、ホールダウン金物は基礎と柱を直接固定するために16mmの専用ボルトを使います。
柱が地震の時に大きな引き抜き力が掛かる場所に設置し、強固に基礎と柱を固定します。
構造的に非常に重要な金物になります。
20130124_14493602P1010113_20130201195554.jpg
(野の花:基礎コンクリート施工前に設置されたホールダウンボルト)


両側に柱がある一枚の長方形の壁で考えたときに大きな水平力(横揺れ)が加わると、片側は土台に対して圧縮で押しつけられ、片側は土台から浮き上がろうとします。
なんとなくイメージ出来るでしょうか。

30cmずれてしまっては柱に取り付けられません。かといって固まったしまったコンクリートに同じものは入れられません。
解決方法は3つ
基礎業者さんは担当の設計の方に、間違えたボルトはカットして正しい場所にケミカルアンカーで施工させてほしいと相談したそうです。
ケミカルは薬品でコンクリートと金物を一体化させるもので、笹子トンネルに使われていて有名になりましたね。
正しい施工方法で技術者が行えばかなりの強度が出ます。
が、担当設計の方はケミカルは不可とのことですが解決方法は出ていないそうです。
ではどうするのか、

2つ目の解決方法は基礎を壊しやり直すこと。
基礎業者にとってはボルト一本のことで基礎をやり直すのは大変なことですが、施工ミスである限り、指示されればやらざる得ないでしょう。

仮に私が監理者であったならば、3つ目の方法として上部構造の見直しを行います。
まだ上棟前ですので2階の筋交いから、1階の筋交いを再度検討し、その問題の柱に大きな引き抜き力が発生しないような対策を取ります。
許容応力度計算は、柱一本一本の引き抜き力が検討でき、全体のバランスを見ながら調整できます。
必ずしもベストな方法では無いけれどケミカルよりは安心できますし、基礎を壊すなどというマイナス仕事をせずに、建て主様にも説明できる方法です。
計算してみないと確実なことは言えませんが、2階建てであればまず調整可能です。
間違えたからケミカル打ちます。
間違えたから壊します。は構造的な知識が不足している。
imgres.jpg
(こんな感じに柱に固定するもの)

相談の回答
設計担当の方にその柱の引き抜き力が小さくなるように検討してもらい、土台上の金物で間に合う程度にしてもらうのがベターと回答しました。
設計の立場としても重要な管理ポイントなので見逃した責任もあり、解決方法を業者に委ねるのもおかしい。
うちの仕事も気を付けないと、と思った今日の相談でした。

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