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2013
02/19
Tue
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Category:建物
石川家西洋館その2

石川家西洋館その2
玄関扉です。洋館とはいっても日本なので内開きにはできなかったようです。
ドア形式としては、框戸鏡板張り
框と鏡板(腰板)は欅、ちなみにドア脇の腰板も欅の一枚板ですが、とっても残念なことにも木部保護塗料が下地を処理しないで塗りたくられ、とっても残念なことになっています。辛うじて欅の目がわかる程度まるで「ペンキ塗り」
予算が無くても、知識があり意識が高い人が仕事をすればこうはならない。

金物はすべて真鍮
真鍮は銅と亜鉛の合金で、磨くと黄金色にピカピカ
緑青が出ているので銅かと思いましたが銅では柔らかすぎますからね。
ドアの下の鎧板も真鍮です。これは洋館のドアには必ずと言っていいほど付いています。
思うに足袋や草履の日本と違い、硬い靴からドアを保護するために必要だったのでしょう。

こちらは開き窓の下水切り
銅板ですが先端の切り口が見えないように先端を丸く収める、何とかという手法ですが忘れました。
下の台はテラゾ―
本会でも御影石と言っている方もいましたが、これはテラゾ―
テラゾーとは御影や石を模した仕上げで高級な左官仕上げです。個人的にも20年ほど前に現場でやって以来お目にかかりません。亡くなりゆく技術ですがまだ年配の左官屋さんなら出来る人はいる。
今のうちにやっておきましょうか。

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